藤樹園盆栽フェスの感想と今後の展望。イベントを企画する皆さんへ

正直最近ブログまで手が回らなく久しぶりの更新となりました。申し訳ございません。
そして今回はちょっぴり真面目な記事になりそうな気がします。申し訳ございません。

今回の記事は今後盆栽の販売やイベントを企画する人の参考になればと思い書いていきます。

7月23.24.25日に「藤樹園盆栽フェス」が終了しました。

正確には数えていませんが総来場者は500名ほどかと思います。

今の時代に1園でこれだけ集客できたことは上出来で、イベントは成功と言って良いかと思います。

今回のイベントはお世話になっている藤樹園に利益を作りたいという思いで企画しましたが、

企画を承諾してくださった濱野会長、共に動いてくれたカンタさん、商品出品と設営、当日お客様対応をしてくれた教室生徒さん達のおかげで成立したものです。

もちろん来てくれた皆さんのお陰でもあります。感謝です。

イベントを経て得たもの

得たものは大きく2つあります。

1つは「藤樹園への利益」そもそもここが目的です。

単純にイベント時の売り上げだけではなく、認知度の向上や、教室の宣伝などの効果もあります。

大宮盆栽祭りが2年連続で中止になった教室生徒の新しい販売先の開拓、それによる生徒内での商品の循環。モチベーションの維持も見込めます。

YouTubeで「大人の学園祭」とコメントがありましたが、まさにその通りでいつも以上の活気に包まれていました。

また若手盆栽士であるカンタさんの成長も視野に入れていましたが、予想以上の効果があり今後さらに期待できる人物になりそうです。(圧

沢山の利益を感じましたが、これを定期的に行うことで効果はさらに大きくなると考えています。

2つ目は「今後の可能性」です。

今回のイベント集客はほぼYouTubeで行いました。細かく言えばイベント用のビラを作り配ったり、ブログを書いたりもしましたが、ほぼYouTubeの集客です。

YouTubeで集客した盆栽イベントが成功した事例ができたということです。つまりこれを応用していけるということになります。

今回のようなイベントを藤樹園だけではなく全国でも実現できる可能性がある。というか今後そういう流れになると思います。

仮に今回のイベントを雑誌などに掲載したとして、ここまでの人数が集まったでしょうか?

1度の広告で周知できる数はおそらく雑誌のほうが多いと思います。YouTubeの視聴者の半分ほどは海外なので1万再生されても日本人は5000人、その内関東の人は…と縮小されます。

ただ詳細内容を具体的にみることができるのがYouTubeの強みですので、どんな場所でどんな人が何をするのかが明確にわかります。

また動画で観ている人に実際に会える、動画で紹介していた木など、ただの販売イベントに付加価値を付けることもできます。(盆栽Qのステッカー目当ての人も、もしかしたら居たかもしれない…)

細かく言えば雑誌購読者との年齢層の違いもあるのでターゲット層も変わります、内容によっては雑誌のほうが優れている場合もあります。

ただ盆栽業界のメディアは雑誌が王様でしたが、盆栽Qも土俵には立ててたのかなとちょっぴり胸を張れるような気がしました。

盆栽雑誌もこの先もというか、今まさに大変な状況だと思いますので頑張ってほしいです。

新しいことに挑戦する勇気と気合が必要だと思います、必要あればお手伝いしますのでお声がけください笑

今回のイベントを真似する際に注意すること

テレ玉のニュース映像

イベントを企画する時に、できれば他の人も真似しやすいパッケージで考えることが多いです。(普通は逆ですね)

WEB上に説明書と前例を置いといて真似できる様な状態にして置き、全国で自発的に活動してほしいと考えています。

ですが、今回やっている事はあまりにも泥臭い。やる気がないと真似できない内容です。

また、先ほど雑誌を引き合いに出し広告効果の実証を謳ってましたが、藤樹園盆栽フェスは世間のニーズと藤樹園の強みを活かした内容のため、告知さえうまくいけば必ず成功すると思ってました。

つまり…

盆栽祭りが2年連続で中止になり、祭りで盆栽を購入していた「何万人もの人が購入できない状況」で、
盆栽祭りで実績が高かった「藤樹園盆栽教室の商品を提供」するという分かりやすい図式です。

あとは販促をしっかり行えば、上手くいくだろうと考えてました。

つまり、今回のイベントはニーズに合わせた商品を提供できたことが成功の要因です。

あとはそれをどう伝えるかです。

なので同じようなイベントを企画する業者さんやインフルエンサーさんはここ注意したほうがいいかなと思います。

盆栽Qのファンが集まった」ではなく、「欲しているものを盆栽Qで知っただけです。

よくあるオリジナルTシャツ作って販売とかは悪手ですね。(その内作りますけど)

YouTubeを使った販促とプロセスエコノミー

販促の前提としてターゲットに合わせた内容であることが重要です。

イベントに参加する層に見やすい内容構成に作ります。そして動画のメリットを活かした販促をします。

言葉で伝えられる、絵で伝えられる、人間の顔が見れるなどなど。

今回の販促の方法は、準備の段階から皆様に観てもらい、皆さんに応援してもらい、自分も参加しているような気持ちになってもらえるよう作成しています。

いわゆる「プロセスエコノミー」というやつです。簡単に言うと制作過程の共有することで利益を作るという感じです。

今回、準備→イベント開始までのストーリー性を作ることで、動画3本を作りました。細かく言えばほかのいろいろな動画にも挟んでいます。

ただの告知では皆さんはなかなか観てくれません。そこにストーリー性を持たせることで観られるコンテンツになり、行動する対象に昇華させる狙いがあります。

本来のプロセスエコノミーでいえば、イベントの裏側を見るために課金、当日お手伝いする為に課金など、イベントを共有する段階で収益を作るのですが、盆栽Qはそんな大それたメディアではないのでやりません。

お金の匂いがチラつきだしたら逃げてしまう人も多いです。YouTubeの有料会員を始めて失速するユーチューバーも多いですよね。

なのでプロセスエコノミーの無課金版をやっている感じです。

この形で行こうと最初から考えていたので、最初の企画書にも「僕がアルバイトする」という内容も含まれていました。

実際炎天下の中1日働いて帰って編集しての1週間でしたのでお部屋も散らかるは、洗濯物山積み、食料もない、歯の詰め物が取れても病院にも行けませんでした。(うーん泥臭い)

今回は制作過程の共有で販促しましたが、

お客様の層と商品が決まった時点で、それに合う打ち手を考えるということですね。

ちなみにそれができるチャンネルとして作っていかないといけませんので、顔出したり、キャラクターを理解してもらうことも重要です。

海外向けに作られた盆栽チャンネルでは真似できない内容です。

(あとは己の利益度外視で動けるマインドが必要ですね)

まとめ

少し取り留めもない内容になった気がしました。(すいません)

1イベントにしてもYouTubeチャンネルにしても、しっかり考えて行動すれば結果が伴うね!って話です。

ネットにせよ直販にせよYouTubeにせよ、業界を調べてターゲットを定め、商品を作り、それをどう宣伝するかというマーケティングの部分が基本となります。

「苦手だからわかんないよ!」と思う方もいると思いますが、分からないなら勉強しましょう。

日本って経済成長率が世界最低って知ってますか?GDP3位だけど、一人あたりGDPは33位だそうです。
裕福な国ではないと思えば危機感を持って勉強できるかもしれません。

実際書いててYouTubeだけでも書き足りないことばかりです、この人もっとこうすれば伸びるのにとか、この層に広めたいと言っているのに内容が合ってなかったたり、伸びてる人の真似をして劣化版になっていたり。

本気出されたら勝てないなと思うほどポテンシャル高いのに、それに気づいていない人も多いです。

YouTubeについてはまた今度書きます。すごく極地的な内容になりそうな気がします。(あ、今回もだ)

変な話、僕みたいに会社辞めて盆栽の世界に飛び込み、業界のシステムを変えようと思ってるクレイジーな人が増えれば本当に変わると思ってます。

最悪自己破産まで視野に入れてないとできないと思いますので、ご家族いる方はやめておいたほうがいいかも笑

とにかく藤樹園盆栽フェスが上手くいって良かったです。盆栽Qにできることが広がりそうな予感がびんびんしています。今回の内容を共有することでご自身の活動に生かしていただければ幸いです。

本当に皆さんのお陰でございます。本当に盆栽ユーザーは温かいです☺

おそらく次回開催するなら秋ごろだと思います。今回以上に盛り上げますのでご期待ください!

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