盆栽は本当に高いのか!?盆栽の値段の決め方とお得な入手方法紹介

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盆栽は高い」というイメージは、どうしても拭えないものです。

メディアでウン百万、ウン千万~など取り上げることでそのイメージが付いたのだと思います。

確かに盆栽は高いものもありますが、「え?こんなに安いの?」って場合も大いにあります。

盆栽を始めてみれば育てる時間や労力がわかるわけですから価値観も変わってくるはずです。

盆栽を趣味として始めた身からすると、

「盆栽ってお金かけずに楽しめる」「コスパいいなあ」

という意見です。

ただ、たしかに想像より高い盆栽は多いです。

今日の記事は、盆栽の値段はどうつけるのか、安く入手するためにはどうするのかを書いていこうと思います。

本当に盆栽って高いのでしょうか。



世界一高い盆栽のお値段は本当に高いのか

2011年アジア太平洋盆栽水石高松大会でのものです。

お値段1億円ですね。これ有名なので知ってる方も多いと思いますが、

ほんとに高いと思います?

これがMAXだとした場合、安くないですかね?

絵画や現代アートでも100億円級のものがある中で、美術品としては安いような気もします。(とても買えませんが)

盆栽の場合生き物なので、知識と購入した後の管理が必要になるため、

富裕層に売りにくいと芸術品の価格を釣り上げる美術商のような人たちが手を出しにくいのかもしれません。

また、木には寿命がありますので、いつか枯れます。

樹種によって寿命がピンキリなのでなんとも言えませんが、背の高い木は樹齢が長く背の低い木は短い(らしい)です。

松は500年から1000年と言われているそうですが、多くの木は環境の変化や病気、災害など枯れてしまいます。

なので人間がしっかり手入れしなければいけないということですね。

ちなみに世界最古の木はオウシュウトウヒという木

出典:we12travel

おったまげの樹齢9500年です。

でも高さ5m程しかないそうです。世界樹みたいな木を想像しましたが意外と小さいです。



高い盆栽の値段の付け方

樹齢数百年の木を買う機会はこの先あるとも思えませんが、

そういった希少な木はどのように値段が付けられているのでしょうか?

まずは値段に関係しうる要素をあげてみます。

  • 樹種
  • 樹齢
  • 造形
  • 作者
  • 鉢の価値

まずは樹種、盆栽もその時々によって価格の変動があります。流行りです。

また樹種によっては育てづらいものもあったり、希少性が高かったりするわけです。

樹齢は、手間暇かけて育てた時間と人件費、数も少ないので希少性が高いです。

造形の良し悪し、誰が作ったのかは言うまでもなく価格に関わってきます。

鉢も~って言わなくてもわかるような事を書いています。(すいません)

こういった事を踏まえて値段がつくのですが、その価格をつけるのは木の持ち主です

つまり、人によって値段は違う

思い入れが強ければ高くなることもあるでしょう。価値に気づかなければ安くもなるでしょう。遺品で譲り受けたとかですね。

変動的で売る方も買う方も結構困りそうな気がします。

盆栽園さんでも大体の木には値段がついていません。言い値です。

本気で買う気がなければ聞かないでください。盆栽園さんも困っちゃいます。

ただ本気で買いたいのであれば、各園で同様な木の価格を聞いて価格交渉するのが良いかもしれません。

たぶん交渉できます。値段があってないようなものなので。

それか閉園や資金工面のなど手放すタイミングを伺いましょう。

セリに出す前に買っちゃえば安く買えるかもしれません笑(買う機会など無いので妄想です)



ちょっと良い盆栽を安くお得に入手するには

樹齢数百年とはいかなくとも、いい木がほしい。

ちょっと良い木をお得に手に入れるためにはどうすれば良いのでしょうか?

結論から言うと、

オーソドックスですが自分で作るか、育てるかの2パターンがあります。

1.自分で作る

素材を買ってきて自分で作ります。

通常販売している盆栽は、「素材」+「作業費」と考えた場合、「作業費」分安く購入できるわけです。

むしろその作業が醍醐味だったりもするので、自分で盆栽に仕立てて売ればプラスにもなりますね。

また樹勢が落ちた木を復活させたり、取り木して小さくすることで価値を上げたり、出来ることは沢山あります。

ただ我々初心者には、素材選び作業のハードルがあります。

素材選びに関して言えば、どの木でも言えるのが樹形と葉性です。

たとえば、真柏で言えば足元をみます。

立ち上がりの部分は後からでは動かせないので足元を見て選びます。

逆を言えば足元以外はどうにでもなります。動画でも太い枝を180度曲げるものもあります。

葉性は細かく短い葉が良いと言われてます。

作業に関しては沢山知識を得ることと、作業量ですね!(一緒にがんばりましょう)

2.育てる

良い木の定義は樹形だけではありません。

良い葉性の木、良い産地の木を種や苗から育て、年数がたてば良い木をゲットできるわけです。

種や苗ならコストは抑えられますし、挿し木の出来るものであれば増やすことも出来ます。

デメリットは時間がかかること。

若いうちから始めればその分有利になるわけです。若者よレッツ盆栽。



その素材はどう安く買うの?

どんな木でも相場があります。またその相場はゆっくりと変動しています。

同じ様な木でも買う場所が違えば値段が倍ぐらい変わる事もあります。

桜の木を4月に買うか10月に買うかで変わりますし、盆栽園から買うか個人から買うかでも変わります。

場所、時期、誰から買うかで価格は変動します。

一概には言えないですが理屈的には、

東京で買うか産地である高松で買うかで送料と手数料分安く購入できますし、

オークションなどで雑木を買う際は葉のある時期に枝を見極めて購入できれば安く購入できるし、

お店で買うより生産者(個人含む)から買ったほうが安いです。(例外あり)

まあ、一般的には商売だと販売価格に合わせて生産者も価格を調整するのでなんとも言えません。

安く購入するためには、

販売店に通うか、もしくは仕入れの時期を聞くか。またはオークションに張り付くかですかね。

または大宮盆栽祭りや上野グリーンクラブなどのイベントでお宝を探したりですね。

正直ちょっとくらい高く買っても時間と作業でそれ以上に価値を作れば良いわけですからそこまで損することもない気がします。

いかがでしたでしょうか。

最初にお話した通り僕の意見は「コスパが良い」というものです。

出来上がったカッコいい木も欲しいですが、「こんな木自分でも作ってみたい」という気持ちが大きいです。

出来上がったプラモデルよりも箱の状態のがワクワクするような感覚です。

でもいつか大きくて古い木を持ってみたいなと妄想はしています。

ご覧いただきありがとうございました。

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