盆栽の始め方とは?予算別の始め方徹底解説!【初心者ロードマップ】

趣味盆栽。これを言って「ジジイじゃーん☆ウケるんですけどーWWW」
という人は一定数います。過去僕も何度か言われたことがありますが、ご安心ください。

大抵そういう人はダ〇いです。服装もですが中身も××です。(※あくまで個人の感想です)

物事を印象で決め、本質が見れない人が多い中、盆栽に興味を持ちこのページにたどり着いたあなたは、選ばれた人間と言っても過言ではないでしょう。(※宗教ではありません)
今回はそんな盆栽に興味を持ってくれたあなたに予算から考える盆栽の始め方をご紹介いたします。

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始める前に盆栽の魅力を知ろう

盆栽の魅力は人それぞれ差がありますが、同じ植物を育てる趣味と比較した場合に大きく違うのは、雄大な自然を鉢の中に作り出すということです。

この木は高山性の樹木なので厳しく作る。遠近感を作るためにこの枝を残す。小品サイズで大木感を作る…などなど。

木の特性や環境を知り、鉢の中に自然を作るという独特な表現があります。

なので盆栽を見る際は、自分が小人になったつもりで見上げるように見ると、違った表情を見せてくれます。

もしかしたら園芸よりアクアリウムやプラモデルに近いのかもしれません。それが理由か男性が多いんですよね。

ですが女性には女性が楽しめるような盆栽もたくさんあります、花物や実物、草物もかわいいです。

ミニ盆栽なんかを作って季節に合わせてリビングに飾ったりしたら、それはもうスーパー素敵な女性です。つまり老若男女みんな楽しめるほど盆栽の魅力はあります。

盆栽を始める前の準備!マンションでも始められる?

さぁ、始めようと高級鋏を物色し「俺っち形から入るタイプなんだよね~☆」という前に、確認することがいくつかあります。まずは盆栽を育てる環境(庭やベランダ)の状況を知りましょう。

日あたり

盆栽に必要不可欠なものは光と水です。

水はちゃんとあげて貰えればいいんですが、庭やベランダに1日中日が当たらないお宅は要注意です。樹種によっては育たない可能性がありますので木を購入する前に確認しましょう。


理想は午前中に光が差し、西日が強くない環境です。夏の暑さや冬の寒さから避難できる軒下や屋根のある場所があるとなお良いでしょう。

風通し

次に風通しについて確認しましょう。風が全く来ない場所ですと湿気が溜まり、病気になりやすくなります。

逆に強すぎると鉢が倒れたりする心配があります。我が家は防風ネットでガードしてますが、場所によっては強風吹き荒れる場合があります。(2鉢割れました)

置き場(盆栽棚)

続いて置き場なんですが、始めたばかりですので棚を置くほどでもない場合が多いと思います。気を付けたいのは、「直置きしないこと」です。

理由としましては、コンクリートなどの床の温度を直に受けてしまうこと、虫などが付きやすくなる事などがあげられます。

ですので、直置きせず木の板などの上においてあげてください。僕の場合はコンクリートブロックの上に板を置いているだけです。数百円でできます。

盆栽の木はどこで買えばいい?

盆栽の購入方法は大きく分けて、「店舗で買う」「ネットで買う」「オークションで買う」の3種類かと思います。それぞれの僕個人の印象を書いていきます。



店舗で買う

近くに盆栽園がある場合は盆栽園が一番いいです。木をちゃんと盆栽として作っていますし、育て方や仕立て方も聞くことができます。

また自分の購入した木のお手本になるものを見ることもできるので、お近くに盆栽園がある方は盆栽園での購入をおすすめします。

近くに盆栽園がない方は、ホームセンターやお花屋さんで購入する事が多いと思います。

ホームセンターは正直店舗によるのですが、安価で購入できることが多く、お花屋さんは、正月に松、春先に桜など、季節毎に販売することが多い為、お値段が若干高い印象です。

ネットで買う

通販で盆栽を買う場合、厄介なのが「送料」です。商品+送料の値段になるので若干高くなります。

また、実物が見れないことも難点です。直売所などで苗を買う場合は数ある苗から選りすぐり決めることができますが、通販の場合それはできません。

だとしても便利だし、近くにお店がない人は通販もいいと思いますが、選べなくても安定して良い木を販売しているいいお店を見つけましょう。

あとここだけの話、通販の盆栽ギフト系は価格が高いので趣味で盆栽を始める人へはお勧めしません。

あくまで安価な木を買う場合の話です。用品購入などは、重たい土を玄関まで届けてくれる通販最強です。

オークションで買う

趣味で始めるのであれば、上手く利用していただきたいのがオークションです。

通販同様に送料はかかるのですが、個人が1点物で出すことが多いのでネットで見たものが届きます。(サイズなどはちゃんとチェックが必要)価格にも変動が多く、高かったり安かったりします。

写真の良しあしでも価格が変動するので、しっかり見極めて購入することをお勧めします。またオークションの場合は自分が売ることも考えておきましょう。

基本的に盆栽は古い木は高いです。10年趣味でやって、辞める時に販売してお金が戻ってきたり、素材の木を買って仕立てて販売し利益を得ることもできます。盆栽はコスパの良い趣味ですね。

予算別:盆栽の始め方

先に言っておきますが盆栽道具は価格に入れません。ハサミラジオペンチピンセットあたりを100均で購入してください。全く問題ありません。

盆栽用品は作業時間が長くなってくるまで買う必要はありません。まずは木を買いましょう。

予算1万円で盆栽を始める

古い木や仕立てた木は1万円を超えるものもあります。ですが基本的にはなんでも買えると思います。

観葉植物感覚でちょっといい木を良い鉢に入れて楽しむこともいいですが、

個人的には別々の種類の2鉢以上の購入をお勧めします。理由としては自身の育てる環境と木がが合っているか、時期によってやることが異なるので同種じゃない方が勉強になるということです。

盆栽は樹種によって作業が異なる為、全部の木を網羅するのは中々難しいですが、3、4種の作業であればアホの僕でもなんなく記憶できます。またメインになる木は、作業が調べやすいメジャーな木を選ぶことがおすすめです。黒松、五葉松、真柏、欅、モミジなどなど、メジャーな木も多いので好きなものを選びましょう。

予算3千円で盆栽を始める

お高いイメージの盆栽も3000円で十分楽しめます。

まずは自分の好きな木を探して苗を買います。苗は300~1000円程度、木によって異なります。それに合いそうな鉢を選び、ミニ盆栽を3鉢程度作ることができます。

それか素材であれば2000円程度で小品の黒松や五葉松や真柏などメジャーな木も買えますし、3000円で色々な選択肢があります。

予算千円で盆栽を始める

1000円でも余裕で盆栽は始められます。

苗と盆栽鉢を買って1000円以内に収めることも可能ですが、より楽しむのであれば自然から素材を得て作ってみましょう。(※人の土地のものを採っちゃダメです)

公園の松ぼっくりやドングリから実生させたり、お庭に咲いたタンポポやユキノシタで作る草物盆栽、親戚の家の梅や桜の枝をもらって挿し木したり、自然の素材だけでも苔玉も作れます石を鉢替わりに使うこともできます。

1000円で鉢だけ買う、土だけ買うなど、手に入らないものだけ購入したりしてお金をかけずに楽しむのもいいかもしれませんね。



盆栽は低予算でもできる!

結論、盆栽はお金がかからないです。

始めて見ればわかると思いますが、木は自分で増やせますし、鉢も作家鉢じゃなければ高くないです。

枯らさなければ売ることもできますし、木が古くなればなるほど高くなります。

盆栽=高級品みたいなイメージを持つ人も多いですが、それは一部の高い盆栽を指しているだけです。樹齢100年のウン百万の木なんて一般人は買いません。フェラーリと一緒です。

盆栽のハードルは始めてみるとこんなに低かったんだとわかります。そして始めた人は大抵もっと若い時からやってればよかったと思います。

この記事を読んで盆栽を始める人が1人でもいれば励みになります。

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