盆栽の魅力を知り購入したまでは良いものの、技術的な部分が全くわからない。
これから盆栽を始める初心者の方々が、誰しも通る道だと思います。
盆栽をはじめて見様見真似でしかやってなかった僕。
今回は、藤樹園の盆栽教室で川崎先生に初めてちゃんと盆栽を教わったときの記事になります。
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盆栽の中でも人気の高い真柏。
真柏は、丈夫な木なので、極端に曲げることや、自然の中で積雪や風により部分的に肌を露出した、神(ジン)、舎利(シャリ)を作ることができます。
簡単に言えば、色々作れて楽しい木なので大人気!です。
模様木のようにゆったりと育ててもいいですし、厳しい環境を模した作りにするのも楽しいです。
しかし厳しい樹を作るとなると、それ相応の技術が必要になります。
今回はそんな真柏を、初心者の目線で作っていきます。
誰でも最初は初心者です。同じ初心者や、まだ始める前の方々のお役に立てれば幸いです。
まずは鉢に植えた際の正面を決めます。
一般的な正面の決め方は、
木の魅力である幹模様が良く見えるところと、
お辞儀というのは、正面から見た場合に、樹が覆いかぶさる様に見え、大木感を演出できるからです。
自分が小人の気分になって、大木を見上げるように見るのが、盆栽の楽しみ方の一つですね。
正面が決まったら目印をブスッと挿します。
まずは余分な枝を切ります。
「余分な枝とは…?」と我々初心者は思います。
真柏の剪定の際の余分な枝とは、枝に対して上下に出た葉や、閂(かんぬき)状になった枝、いわゆる忌み枝と言われるものです。
忌み枝(いみえだ)とは盆栽用語で、樹形の美しさを損なう不要な枝のこと。樹形を崩すだけでなく、他の枝への日当たりや風通しを悪化させ、樹の成長を妨げる要因となるため、適宜剪定を行う。剪定の際は枝や芽の状態に応じて道具や切断の位置を吟味するとともに、太い枝の場合には癒合剤なども用いる
ウィキペディア(Wikipedia)
動画の中で行っている剪定は、
などです。
枝分かれの部分で二股に揃えるのは、3つある状態で育つとその部分が太くなってしまうからです。
葉を減らして幹が見やすくなりました(^^)
また、枝を詰めずに伸ばしていったほうが樹を太くしていけます。