盆栽の始め方〜お金・知識・時間に対する疑問を解決〜 【初心者ロードマップ】

盆栽に興味があるけれど、なかなか始めるきっかけがない。

そんなあなたの為に、明日から盆栽を始められるロードマップを作成していきます。

まず第1回目は、

「盆栽を始めたくても始められない人」に向けての気持ちの部分のお話です。

あ〜わかる!と思う人や、始めたいのになんで始めないんだろう?と考える人もいると思います。

私も20代初めからずっと盆栽に興味がありました。しかし十数年始められなかった経験があります。

その原因と、始めてみて知った結果をお話ししたいと思います。

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盆栽を始める障害は、お金・知識・時間

盆栽に興味があるけど始められない人の理由は、

「お金」「知識」「時間」になるのかと考えました。

「いい盆栽だなーいくらぐらいだろう?」→「うわー高い…枯らしちゃうかも知れないからやめよう。」

「安い苗から育てて自分で作っていけばいいのかな」→「細かい作り方が全然わからない…、専門用語やルール多すぎめんどくさ。」

「そもそも欲しいサイズは何年くらいの樹だろう」→「え!これ樹齢30年なんすか!?絶対そこまで育てられないし、そんなに待てない、無理無理…。。」

そんな理由で手が出しずらかった人が多いのではないかと仮定しました。

この辺りが興味があっても始めにくい原因ではないでしょうか?

そんな3点についてお話ししていこうと思います。この記事を読んで誰かの背中を押す事ができれば幸いです。

盆栽を始めるには、お金がかかるのか?

僕は過去に、街中でたまに盆栽が飾ってあって、

「あ〜いいなあ。盆栽育ててみたいな〜」と思っても、値段を見て何も見なかった事にした経験が何度もあります。

盆栽は高いと言うイメージは割と皆持っていると思います。

1億円の盆栽!樹齢何百年!!

みたいなイメージです。

果たして盆栽は本当にお金がかかるのでしょうか

先に結論から言いますと、「かける事もできるし、かけなくても全然遊べる」が正解です。

いい盆栽や、いい鉢を揃えていけば当然お金はかかります。

ですが、苗から育てたり、タネから育てる、挿木で増やしたり、山から採ってくる(ドロボーはダメですよ)であればお金は全然かかりませんし、

素材となる樹を買ってきて、自分で作っていき販売すれば逆に利益となって返ってきたりします。



まず前提として、盆栽をやっていれば沢山樹を枯らします

どんなベテランさんも、プロの盆栽屋さんも皆多くの樹を枯らしています。

普通に育てるだけならそうそう枯れないでしょうが、最初は無理に曲げたり、時期外れな作業をしてしまいがちです。

経験値を得て皆成長しているわけです。なので最初から高い樹を買うのはリスクがあります。

ですが、いい樹を持つ経験を得れるので高い樹を買う事にもメリットはあります。

身近にお手本となる樹ができるので、例えばその樹の挿木をして増やした時に「持ってる木の様に、根本からクセを付けたいから、この時期に曲げておこう」など作り方のお手本ができるわけです。

それを増やして、作って楽しんで、売ることも出来ます。

お金がなければ無いなりに楽しめますし、お金をかけても掛けた分楽しめる。そんなイメージです。

※ちなみに僕は5000円以下の盆栽しか持ってません。剪定した時の枝をもらって挿木をしたり、種もらって植えたりしてるので、全然お金使ってません笑

盆栽初心者の僕は最近こんな盆栽を買いましたと言う例です。

こちらは先日購入した、もとももといい木だったが状態が悪くなり放置されてた磯山椒幹の太さが2cmほどあるモミジです。

あわせて3,800円です。

磯山椒は持ち直せば10倍の価値になるかもしれないし、モミジは取木して上と下を分ければ倍の価値になるかもしれません。(しかも動画にも出来る)

まあ売る売らないは置いといて、盆栽の作業を楽しめますし、経験値が上がります。

こういう買い方?考え方もできます。

盆栽はお金をかけなくても十分に楽しむことが出来るのです。

盆栽を始めるには、知識をどう集めるのか?

今はネットで知識はなんでも得られます。植え替えや、針金掛け、増やし方などなど。。

ただ観るのとやるのでは大きく違い、針金かけなんかはネットの情報では伝わりにくいと思います。

もし近くに盆栽園がある方は、そこで聞いたり直接持っていって相談してみるのがいいでしょう。

盆栽園がなくても動画でわかりやすく説明しているものもあるのでご参照ください。(日本一わかりやすい盆栽動画と自負しております)

知識がなくて最も困ること。それは枯らしてしまう恐怖。

「枯らしたらかわいそう」もしくは「怒られそう」など思ってしまっていませんか?

怒る人に関して言えば、あなたが枯らした盆栽の100倍は怒っている人も枯らしています。

はっきり言って怒られる筋合いはないのですが、

怒る人は、「過去に自分が枯らしてしまった失敗を、あなたに経験して欲しくない」

という“やさしい人“です。寛大な心で受け流しましょう。

最低限盆栽を枯らさない為に、水やりだけ注意しましょう。

最初はそれだけで十分です。あとは事故です、みんな枯らして学んでいくのです

話がそれたような気もしますが、

知識を得るのはネット検索盆栽園さんYouTube

知識だけでは不完全なので実践して経験値を積んでいきましょう。

そして誰にも否定する権利はありませんので自由に楽しみましょう。ということですね。



盆栽を始めるには、樹を育てるのに時間が掛かるのか?

「この木、樹齢何年ですか?30年?ヒー!そんなに育てられない!」

我々初心者はこんな会話をよくします。

素敵だな育ててみたいなと思うから質問するのですが、樹齢を聞いて諦めてしまいがちです。

「この美しい樹を自分が作れる様になるには何年かかる?」

と我々初心者は考えがちですが、大きな間違いがあります。

樹齢30年の木が完成形という訳ではない。

木の寿命は人間よりも長いですから(本当の)木の完成形は遥か先の未来かもしれません。

つまり、30年の集大成であれどもっとよく出来る可能性もあるし、悪くなる可能性もある。ということです。

わかりやすく?説明すると…

例えばこの木を竹野内豊と仮定しましょう。(なんでや)

竹野内豊の完成形はいつか?という問に30歳と答えるか、いや40歳だ!と答えるか。

いやいや、20代の竹野内もバリバリカッコよかったぜ。ビーチボーイズ観たことないの??

影響受けすぎて腕時計海に捨てたもんね!!という会話が繰り広げられるでしょう。

でもね。竹野内はずっと竹野内なのです。

小学生の竹野内も完成形であるし、50代の竹野内も完成形なのです。

若い時には若い時の良さがあり、古くなれば古くなった良さがある。

小学生竹野内のその秘めたるポテンシャルを見出すも見出さないも、磨くも磨かないもあなた次第。

あなたの育て方次第で、竹野内にでも竹内力にでも出来ます。

自分でも何を言ってるかわからなくなってきたので纏めると、

完成形を買わなくても作ることが出来るし、その過程で完成形は更新されていくものです。

若くても観れるようにも出来ますし、でもその木の最高の形は未来にもあるかもしれない。

その過程はしんどいものではなく楽しいことですよって事です。

我が家の幼稚園竹野内豊もこの先の未来もっと輝けると期待しています。



盆栽を始めるタイミング

さあ、ここまで読んでくださった方は盆栽のハードルはぐっと下がっているのではないでしょうか。

お金、知識、時間の問題は解決されたはずです。

ではいつ始めるか、どう始めるかということなんですが、すでにこの様な記事があるのでこちらもご覧ください。

盆栽の始め方とは?予算別の始め方徹底解説!

簡単に言えばいつだって始められるんですね、道具も100均で十分ですし、木があればいいだけです。

木は販売店でもネットでも好きなところで変えばいいですし、知識はネット上に無数にあります。

そう。もうあなたを止めるものは何もありません。

という感じで、初心者ロードマップ1回目は始める前のマインドについての記事でした。

結構楽しみながら書かせて頂いたのでちょっと怒られそうな気もしていますが、

実際に始めて自分で体感した気持ちを書いていったので嘘はないと思います。

初心者ロードマップ次回は、今さら聞けない植え替えの基本(仮)にしようかなと思います。

以上、お読み頂きありがとうございます!

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