盆栽愛好家27人から頂いたアンケートの第3弾となります。
今回の内容は盆栽Qでも主軸となる大事なテーマとなりますのでシッカリ書いていきたいと思います。
以前記事で書いた通り、盆栽の未来は明るいものではありません。
その未来を変えたいと思う気持ちは、盆栽愛好家の皆様の中にも多数いらっしゃいます。
アンケートの中に、
「盆栽のユーザーを増やすためにどんな活動が必要だと思いますか?」
という質問を作ったのですが、他の質問は未回答がある中、全員が回答をしてくださいました。
はっきり言って胸アツ
しかも内容もしっかり書いてくださっており、
中には僕が実際にやろうとしていることも含む内容もあり、大変参考になりました。
それではどんなご意見を頂いたのか観ていきましょう。
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盆栽愛好家27人にアンケート!初心者におすすめの木、お気に入りの木!
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アンケート結果を見ると、多くの意見はイメージの変更と発信についてでした。
盆栽の「おじいちゃん」「高い」「難しそう」などのイメージの変更ですね。
先日公開した盆栽の始め方〜お金・知識・時間に対する疑問を解決〜 【初心者ロードマップ】がそんな内容でした。
やはり盆栽業界の大きな問題点と言えるのでしょうね。
では、いくつかみていきましょう。
ガーデニングと比べてのハードルを同等程度まで下げる。
初心者にはとにかく簡単可愛いもので裾野を広げる。維持管理の簡単なセットを作る。
例えば1週間で1度水遣りしたらいいセットみたいな。
あとは清香園さんの受講生が多くいるはずなので、その方々に少しでも拡散してもらう。普段の仕事が商品戦略だったりしてたので、アイディアはいくらでも出せます。何かあれば連絡ください。
手軽に始められることを知ってもらう?
もう少し敷居が低いといいのになと思わなくもない
近々であった、浦和?の駅でのようなイベントの実施、および安価な盆栽を提供できる場を用意すること。
やってみたいと思っても高いイメージが強い。
一つでもきっかけになるものが提供できれば、それを切り口にユーザの獲得は可能だと思料する。
値段を下げる。 種から育てる際に、発芽率が上がるような工夫をする。
観葉植物くらいに取っ付きやすい盆栽を作ること
街中で触れる機会がない。 展示会は初心者にはやや敷居が高い。素材に近いレベルの物に身近に触れたい
若者への発信。
手間のかからない樹種の開拓や人気の苔にあやかった教室、SNSの活用
若い人もやってることをアピールすれば良いのでは?
盆栽の敷居を下げる、きっかけを作る。といったところでしょうか。
ガーデニング(かわいい)、観葉植物(おしゃれ)、盆栽(おじいちゃんの趣味)
なんでやねん
ってことですね。
では具体的にはどう発信し、きっかけを作って行くかについてのご意見も観てみましょう。
身近な人に実際に盆栽を見せる
盆栽関連#を多く付けたツイート
・SNSで、園の風景などの発信も必要かと思います。(敷居が高い感じの解消)
・ショッピングモールなどでの販売など、身近な場所でアピールできるとみんなの関心が強くなると思います。
盆栽愛好家が挿木等で増やしたものを無料でプレゼントする。
愛好家が業者に転身する。いわゆる園ではなく街にあるような店舗を増やす。
気軽な講習会を開いて盆栽を始めるきっかけを作る。
園芸店などでも盆栽がじわじわ人気になっているのが感じられます。
今、自発的にYouTubeなどでやられてることで十分だと思います。まずは焦らず、そこから、
初心者や興味のある人を集めて、プロの技の本物を見せる事。盆美がやっている、プロの盆栽家によるデモンストレーションのようなこと。Qさんの動画に、竹山先生が登場されているイメージです。竹山先生の盆美の個展の時のデモは、ロビーが超満員でした。
月並みながら、盆栽の敷居を下げる活動(ワークショップ、素材レベルに針金がかかったなんちゃって盆栽を広める
SNSと対面でという2種類のご意見です。
体感でいうとTwitterの国内盆栽ユーザーは2000人くらいのイメージなのですが、
盆栽ユーザー同士での交友ではなく、一般ユーザーへの発信が必要かもしれませんね。
盆栽のインフルエンサー(2000人)の発信よりも、一般のインフルエンサー(数万人)の発信の方が、新規ユーザー獲得には優れていそうですよね。
NMBの山本彩加さんとかすごく貢献してくれてたのかなと思いました。
対面の方は、デモンストレーションを実際にみて魅力を感じてもらうということですね。
あまり観る機会がないのでぜひ観てみたいです。
面白いなと思ったのは「挿し木で増やしたものをプレゼント」です。
全国の愛好家さんから寄付して頂いて、駅やイベント会場などで一般の人に無料で配り、
育て方や植え替えなんかはYouTubeで観れるようQRコードを付けた冊子か何か一緒に渡せば、盆栽を始めるきっかけになりそうです。
一般の方は盆栽もらえて、愛好家さんは喜んでいる人を動画で観たり、実際に配ったりしてハッピーみたいな企画。面白そうです。(誰か一緒にやりましょう)
あと「愛好家が業者に転身する。いわゆる園ではなく街にあるような店舗を増やす。」面白いですね。
実行するのは大変そうですが、お花屋さんみたいに気軽に購入できるショップを作ろう!ですね。
僕的には、愛好家が業者に転身というのが良いなあと思いました。
成功事例作ってしまえば変な話、「稼げるサイドビジネス!」とかでユーザーを大量に増やせますね…(ゲス顔)
盆栽は他の趣味と比較した場合かなり少数派、というか認識がずれているので、
新しい需要を作って利益と露出を増やせたら良いですよね。
現在の住宅事情に合わせた盆栽をインテリアとして飾ることへの提案。
庭付き戸建の普及
レンタルなど盆栽を身近に取り入れられるような活動
盆栽ってインテリアとも言えますよね飾るものですし。
盆栽と和モダンは観たことありますが、それ以外をあまり観たことが無いんですよね。
僕がYouTube始める時に、他ジャンルの方とコラボ出来るような形態で作ろうと思いました。
他ジャンル×盆栽をやって露出を増やそうって理由でした。
こういうお庭憧れる、作りたい!ここに盆栽置いたらカワイイ!などは結局先に良い例をみないと思わないわけですから、需要を作るのはホントに大事ですね。
それを発信拡散できるメディアになるようがんばります。(頭が悪いので苦労してます)
盆栽は特に若い世代にとっては少数派の趣味だと思うので、やはりオンラインで趣味者同士がつながれるような状況になっていることが大事なんだと思っています。
わたしはツイ盆が楽しくて、次は顔が見える関係で気軽に相談したりできる場があったらいいなと思います。
初心者を馬鹿にしないこと。
ここのご意見はそこまで多くなかったのですが、
新規ユーザーを獲得した際に次の課題は「どう持続してもらうか」だと思います。
趣味として定着させるには、習慣化とコミュニティが大事ですが、盆栽は水やりがあるので習慣化は割としやすいジャンルだと思います。
しかしコミュニティでいうと大きなものはありません。
近くに盆栽園などがない人は接触の機会が少なく趣味として定着し辛い。なので共有出来る場所、学ぶ場所があると定着しやすいのかなと。
今はTwitterが1番大きなコミュニティかと思いますが、新規のユーザーが投稿し仲間を作るには結構ハードル高い印象です。
学びの部分は別で探さなければいけなさそうですし…。
なので、無いなら作らなきゃいけないなあと思っています。
でも大抵コケるじゃないですかそういうの(まじで)
なので相当魅力的なものを作らなきゃいけないです、今考えてるのは…
----------------妄想ココカラ----------------
などなどです。
目的は新規ユーザーの受け皿です。けど今の盆栽ユーザーも楽しめるコンテンツにしなければいけません。
まず自分の持ってる木を全て管理できて、いつどんな作業をしたのかを自分と他のユーザーで共有できる機能を作ります。
自分盆栽の管理にも役立つし、共有してるから助言もいただけるし、同じ木を持ってる人の作業も見れて学べると。
その木に「いいね!」みたいなものを付けて月間ランキングを作り、グランプリには限定アイコン付けたりして木と作者の認知度をあげる仕組みを作ります。
その木を販売することもできるので他のユーザーが持ってる木にも興味が湧くし、過去の作業工程を把握した上で購入できる。
この人から買いたい、この木を買いたいなど付加価値を作ります。
ヤフオクとかだと背景がわからないので付加価値を付けにくいのでこっちの方が売る方も買う方も楽しいかなと。
鉢であれば作る過程から販売し、買い手に色や模様を選んでもらうとかもできそうですね。
やろうと思えば自分の持ってる盆栽すべて商品にできるって魅力的じゃないですか?
あと寄付ですね。子どもたちに盆栽体験の寄付ができる、災害などで盆栽を失った人に寄付できるとか素敵。
人さえ集まればオフ会や交換会、展示会などもできますし、面白いんじゃないかなあと思ってます。
あとコミュニケーション取れる機能の追加ですね。掲示板とか質問箱とか。
月額会費はいくらぐらいが妥当でしょうかね?
会員じゃなくても閲覧は可能で、非会員もコンテンツとして楽しめる感じの方がいいですね。
---------妄想ココマデ-----------
とまあ書いてみたものの…
分かる人にはわかると思いますが、これ作るのにめちゃめちゃお金かかります。
かつ今の盆栽のユーザー数考えると多分利益だせないっす。ついでに今の盆栽Qの認知度と信頼度ではキツイです笑
作るまではいいとして運営コストも結構凄そうっす。
でも利益が出たら、かねてからやりたかった、
賞金100万円!〇〇歳以下限定コンテスト「盆栽新世紀」を開催!
とか出来るといいなと妄想を膨らましてます。
盆栽は若手支援や活躍の場がなさ過ぎですし、若手育てなきゃ未来なんてないですからね。
若手盆栽家が自分の園を持とうと思える環境作りたいですね。
と書いてて、のってきてしまったので、
開発の会社にざっくりと金額を聞いてみました!
EC機能(通常販売・オークション・決済)が一番開発工数が大きく、
必要と思われるメッセージ機能や返金等の機能等も含めて、
全体で、1000〜3000万ぐらいの規模感かと思います。また、月のコストですが、ネットワーク・サーバ・セキュリティ等のインフラ費で、
概算10〜20万、弊社の保守運用費で、20万〜がかかります。
以上が概算となります。
ムリ\(^o^)/
少し変わったご意見もありましたのでそちらをご覧くださいませ。
入りやすい盆栽園をつくる
わかるー!って思う方、たくさんいると思います。
「これ勝手に入っていいのかな?」って最初は皆思うんじゃないでしょうかね。
慣れれば普通なんですけど、最初は勇気いります。だって盆栽園の普通ってわからないですもの。
接客してくれないし、無骨な職人さんだったら怖いし、盆栽に値札もないしと初心者には結構ハードル高めです。
コミュニティで色々書いた(反省してる)ので長くは書きませんが、
実は全国の盆栽園で共通のサービスを受けられる仕組みとかも考えてまして、ここはこのサービスが受けられるっていうのを明確化させるようなものですね。
盆栽園は顧客を増やせてユーザーは安心してサービスを受けられるっていう仕組みなんですけど、
これもあれですね、今の盆栽Qの認知度と信頼度では難しそうですね笑
成功事例作らないと善意で手伝っても、「上手く行かないのはアイデアのせいだ!」ってなりますからね。
東急ハンズなどでオールシーズン売っている実生盆栽キットの撲滅
これはあれですね。
時期外れに種まいても実生しないのに年中売ってる→発芽しない→盆栽に興味を持った人を失う。
という流れであっているでしょうか。(うちの兄も最近買ったとの連絡を受けました)
きっかけとしては面白いんですけどね。あれでちゃんと大きく育てた人いるのでしょうか、、。
ということで、いかがでしたでしょうか。
皆さん色々なご意見ありがとうございました。大変参考になりました。
実店舗や業者に利益を生み出す事も大事ですが、まずはユーザーを増やしてからじゃないと始まらないです。
YouTube上では恐らく国内の視聴者数は1~2万人程度だと思います。圧倒的に少ないです。
ですのでユーザー数を増やして、業界全体が元気になるように頑張らないといけないですね。
実際に行動するもよし、応援するもよし、参加するもよしですね。
何もしなければユーザー数が激減し、業者がなくなり、衰退する可能性が高い未来です。
結果はどうあれ挑戦する人は全力で応援していきたいと思っています!
僕のモチベーションは、未来を変えられるチャンスは今しかない!という謎の興奮です笑
ではご覧いただきありがとうございました。